研究開発部
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——自己紹介をお願いします。
研究開発部所属です。新卒で入社して4年目になります。今は主に製品開発を行なっています。
主に東金工場で勤務しています。
——業務内容について教えてください。
製品開発の業務は、営業部から新製品についての意見や要望を共有してもらい、それらに基づいて製品開発を進めていきます。
図面を起こしてみたり、営業部が求めている性質や構造を考慮しながら製造の方法を考えていきます。性質や構造の考慮というのは、具体的な例でいうと、刃物を削っていくのか、完全に成形のままで作るのかといったことを考えたりしますね。
実際に製品化が決まったら、細かい製造方法を決めていきます。
製品の改良のための試験を行うこともあります。開発段階では、使用する材料の良し悪しや、もっと性質や構造を良くすることはできないかなどを試行錯誤します。あとは、出来上がった製品の強度を上げるために構造を変えることができないかといったことにも取り組みます。
試験は本社工場で行うことが多いですね。
また、開発部の仕事と併用して製造の仕事にも一部携わっています。フルで現場をやっているというわけではなく、必要に応じて対応しています。
——業務に対して、心がけていることを教えてください。
刃物を使って製造することが多かったり、機械を操作していることが多いので、まずは怪我をしないことが第一です。機械の操作だったり、刃物を触る時、ほんの少しでも不注意があれば、自分だけでなく周りも危険に巻き込んでしまう可能性があるので、まずは怪我をしないこと、させないことを最優先に意識しています。
研究開発においては、まだ自分が中心として開発を進めているというわけではないのですが、こうあるべきだ、というような思い込みは持たないようにしています。世の中には、こうしたらこうなる、という理論がありますよね。なので自分もそれに倣って考えたりするのですが、実物や材料に落とし込んでみるとそうならないことがあるんです。
もちろん理論的に詰めていくことはやるべきですが、そこに固執せずに、開発の次の段階に持っていくことを意識しています。開発はプロセスを行ったり来たりすることが多いので、そのスピードを早めてきたいですね。
——入社の経緯や決め手を教えてください。
説明会に参加した際、異種材料の接着をしていると聞いたのが興味を持ったきっかけでした。大学の専攻が材料工学だったので、当社の異なる種類の材料を接着するという技術は、そう簡単にできることじゃ無いと理解でき、すごいなと思いました。自分にとってはインパクトがありましたね。
決め手になったのは、当社の技術に惹かれたというのが大きかったです。
入社後も、当初やりたかったことと大きく外れてはいませんでした。製造に関する仕事に携わることもあるので、かなり幅広くいろいろなお仕事をさせていただいてます。
——現場の雰囲気はどうですか?
開発や製造の仕事というと、常にピリピリしたキツい雰囲気をイメージする方もいるかもしれませんが、当社はそこまでではないと思います。メリハリをもってみなさん働かれている印象です。
会議などでは真剣にやりとりする場面も多いですが、工場で作業するときは活発にコミュニケーションを取り合いながら進めています。
他部署の方ともコミュニケーションをとり合うことが多く、社全体で良い雰囲気の中仕事ができていると感じています。
私の場合は、少人数で作業を回すことも多いですね。製造もそうですが、大人数が関わる製造ラインと、私のように1人や2人しか関わらない製造ラインもあります。特に開発所属になると、割とその傾向が強いかもしれません。
部署によって雰囲気はかなり違うと思います。
——どのような人がこの仕事に向いていますか?
まず一つ目は、理論的なことを数多く知識として持っていて、それらをもとに業務を進めていける方です。このような方にとっては、挑戦しがいがある領域だと思います。
二つ目は、たくさんのアイデアを生み出せる人ですね。あらゆる常識を度外視し、自分のアイデアを成立させるために業務に取り組める方にとって、おもしろい領域だと思います。
私は前者に近いと思います。私個人としての意見は、製品開発であれば、後者の方がユニークな製品が生まれやすいのではないかと感じています。私にない部分なので、その領域はもっと高めていきたいですね。
技術的に必要なことは特にないです。私自身も入社後に身につけた技術がたくさんあります。ただ、私の場合は、材料工学で勉強した下地が意外と生きていることもあるので、大学での学びを活かせるといいですね。
——今後の目標を教えてください。
製品開発の業務に関して、具体的に自分で何かを作れていないというのもあるので、今後、自分主導で新製品を作っていきたいと思っています。
また、CADについてまだ勉強中なので、完璧に使いこなせるようになりたいというのもあります。
——最後に、応募者へメッセージをお願いします!
製品開発や製造しかやってないので、偏った意見になってしまうかもしれませんが、製品開発に関しては、理系の勉強をしていた人じゃなくてもできると思うのでぜひ興味がある人は挑戦してみてください。
技術系を目指すのであれば、多少勉強する必要はあると思いますが・・・
就活生の場合、卒業研究やレポートなどあると思いますが、自分自身が大学で学べることは、学びきって卒業すると、その後の社会でいきる場面がたくさんあると思います。
入社後に会議などでレポートの発表があり、そういった時に大学で学んだことがとても役立ちました。やっていてよかったと何度も思いましたね。
社会人4年目のまだまだ若手の意見ですが、新卒で入社した会社が自分にとって良いか悪いかというのは、実際に働いてみないとわかりませんし、その時にやりたいと思ったことを選んで挑戦してみてください!
ここ数年はコロナ禍で就職活動も大変でしたが、一時期よりは改善に近づいていると聞いています。これからもどうなるかわかりませんし、先のことを考えるより今やりたいことに挑戦し、それが実現できる場所で働くことが一番だと思います。